1999.5/18up
FMブルー湘南
川名 匡の山に遊ぶ
(1999.05/08放送分)

新緑の山登り

 GWが終わって、毎日ぼーっとしている私ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、私の山ですが、お天気は前半はとってもいい天気でしたが、後半悪かったです。しっかりと登ってはきましたが、お天気も含めて色々な事があって予定通りの行程が消化しきれず、ちょっと欲求不満が溜まっています。もっとも次の山が来週に迫っていますので、その不満は次回の山で目一杯消化すれば良いわけで、その点は安心しています。登ってきた山は穂高連峰の涸沢です。上高地は相変わらず人で一杯でしたが、雪は少な目でした。ただし昨年ほどの少雪ではなくて、本谷橋付近も不安定ではありますが、残雪の上を通過出来ました。昨年はこの辺り、完全に雪が消えていて、不安定な左岸を通過しなくてはならなくて、幾つかの事故もありましたので、チョット心配して登っていたのですが、現地の雪を見て一安心でした。涸沢の辺りは相変わらずのにぎわいでしたが、列に並んでしっかりと涸沢名物の生ビールとおでんを食べてきました。
 しかし今年もまた軽装の登山者を沢山見かけました。一番ビックリしたのは、普通の運動靴で涸沢まで登ってきていたおじさんです。私は目が点になってしまいましたが、もしみぞれや雪でも降ってきたら、まず確実に遭難する事でしょう。この放送を聞いている皆さんは、しっかりとした装備で山登りして下さい。宜しくお願いします。

 ところで、毎年この時期になると横須賀の山岳協会で初心者登山教室という講習会を開きます。一泊二日で県内の山登りに出かけるのですが、対象は横須賀市民の登山初心者の方々です。私も過去2回ほど、講師をした事がありますが、実は今年度も私が担当する事になりましたので、今日はそのお話をチョットしましょう。この登山教室の場所ですが、毎回担当する講師達がコースを決めます。今回は丹沢の表尾根を歩く計画を立てました。大倉が登山口で花立山荘に一泊、翌日は塔ノ岳のピークを踏んで表尾根をヤビツ峠まで歩きますが、これが結構ハードです。行程は通常よりも長めに計算していますが、初日が約4〜5時間。2日目が6時間前後です。山を実際に登りながら、山の登り方下り方、また装備類の使い方等々の講習会を開きます。また小屋でも夕食の後、机上講習会を開きます。初心者の皆さんにみっちり登山技術を覚えてもらいたいと思っています。この時期の表尾根は濃いピンク色の山ツツジがとても綺麗で、またお花見をしながら山歩きが出来る事を今から楽しみにしています。
 と、ここまで聞くと、参加したくなった方がいるかと思いますが、残念ながらこの講習会は毎年参加希望者が殺到しまして、早い者がちという現状です。実は4月下旬に発行された"公報よこすか"にその応募要項が書かれていましたので、おそらくもう定員一杯ではないかと思います。実施予定日は5月の29〜30日ですので、また帰ってきましたら、この番組でご報告したいと思っています。
 ところで、私が所属しています横須賀山岳協会ですが、この初心者登山教室の他にも、一般の人たちに呼びかけて実施する山登りがあります。秋に実施する市民ハイクもありますし、毎年夏に実施する市民登山もその一つで、今年は鳥海山と月山に登りに行きます。この市民登山も、毎回広報よこすかに応募要項が掲載されますので、もし参加してみたいなと言う方がおりましたら、広報よこすかをよく読むようにしていて下さい。まだ確実ではないのですが、そちらにも私、参加するかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。

 このGWに、皆さんが登った山のお話など私も聞けたらいいなと思います。また引き続き山に関するご質問もお待ちしています。皆さんお便り下さい。

〒238−0008 横須賀市大滝町2−20 FMブルー湘南
FAX は、0468−21−3511  川名 匡の山に遊ぶの係りまでよろしく。
また、インターネットのEメールでのご質問もお受けします。
私のEメールは、 t_kawana@so-net.ne.jp です。
それでは、皆さんのお便りをお待ちしています。

残雪もそろそろ消えだして、
新緑に包まれた山が大好きな一級遊び人、川名 匡でした。ではまた。


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