1999.5/18up
FMブルー湘南
川名 匡の山に遊ぶ
(1999.03/27放送分)
山のアフターファイブ?
先日の放送でお話ししたとおり、武山で宴会をしてきました。
美味しい料理に舌鼓を打ち、美味しいお酒に喉を震わせ、また一段とおなかをふくらませて大満足でしたけど、ちょっと寒かったのがこたえました。週末からずっと雨が降り続いていて、当日は何とか止んでくれましたが、それでも朝のうちは雲が多くて気が重かったです。ごちそうを食べているうちに青空が広がって、食後の運動をする頃には快晴になりました。でもやっぱり気温は低くて風もあり、ちょっと暖かさに慣れてしまった体には辛かったかなと思います。宴会の後、武山から三浦富士までの運動をしたのですが、房総半島や大島までよく見えて、景色は最高でした。料理やお酒は、私の山岳会の専属料理長がすべて用意してくれて、なんと現地でお寿司まで握ってくれたので、とても山の上での宴会とは思えない豪華なものでした。
さて、今日も山の?質問が来ています。ハイランドにお住いのカンカンさんからです。
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いつも楽しそうな山登りのお話してますね。川名さん達は、何日もかけて山を登るようですが、山のアフターファイブというか、一日歩き終えてから寝るまでは何をしているのですか? 直ぐに寝てしまうのですか? 教えて下さい
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と言うご質問なのですが、
山登りと言うのは、やっぱり激しい運動ですので、たとえば夜行で出発して寝不足状態のまま登り始めて、やっとの思いで目的地に到着した時などは、やっぱり寝付きは早くなります。普通、夏山は午後の雷などがあるので、目的地へ到着するのはとても早い時間で、たとえば午後の2時前にはその日の行動予定を消化したりします。そしてしばらく休んでもう明るいうちに夕食の用意をして、出来上がった順で食べて、暗くなったとたんにもう寝たりします。そうなると山登りでのアフターファイブは午後の3時から7時頃まででしょうか。初日は特にそうですね。しかしたとえば何日もかけた縦走登山などをしていると、日に日に疲れてくるかと思えばそうでもなくて、不思議なモノで段々と調子が出てきます。そうなるとアフターファイブの時間も長くなります。疲れてバタンキュの時は、もう黙々と食事をするだけで寝てしまうのですが、余裕が出てくると夜更かしになります。もっとも夜更かしといっても、普通は8時頃、遅くとも9時には寝てしまいますので、下界の生活では考えられない夜ですね。そんな山の夜更かしの過ごし方ですが、やっぱり少量のアルコールと会話でしょうか。山登りをする人って話好きが多いですね。特に山の話。今日登ってきた山の話から、明日行く山の事、今度登りたい山の話、そのうち昔登って大変だった話が始まるとほとんど終わりがありません。ちょっとお酒が入っていい気持ちになると、「あれ?それ聞いたぞ」という話を何度も聞かされたりします。ちょっと胸キュンの恋の話だったり、死ぬような目にあった話だったり、そして山で遭遇した怖い幽霊話だったりと、長い間山登りをしていると、誰でも面白い話の一つや二つは持っていて、なかなか話はつきません。私もレパートリーは豊富ですので、カンカンさんにも、そんな色々な面白いお話を聞かせてあげますから、今度一緒に登りましょう。
実はカンカンさんからはもう一つ質問をいただいていまして、「山登りはやせますか?」という質問なんですが、私の事に限って言うと、"痩せません"(^^;。美味しいものばかり食べていますので、おなかなどは毎年出っ張ってくるばかりです。その昔、私が超貧乏生活をしている20才前後の頃、当時はなんと現在より20キロも痩せていて、山に行くたびに栄養補給をしていまして、毎回山に登るたびに数キロ太って帰って来ました。と言うことで、あくまで私に限ってですが、山では痩せないと断言しましょう。
さて引き続き山のご質問をお待ちしています。ご住所を教えていただいた方には、私自家製の山の絵はがきを送りますのでよろしく。
〒238−0008 横須賀市大滝町2−20 FMブルー湘南
FAX は、0468−21−3511 川名 匡の山に遊ぶの係りまでよろしく。
また、インターネットのEメールでのご質問もお受けします。
私のEメールは、 t_kawana@da2.so-net.ne.jp です。
それでは、皆さんのお便りをお待ちしています。
今週末は中央アルプスの宝剣岳に登りに行きます。お天気が今一で、あまり行動できないかなと心配です。なんで行動できなくなる心配かと言うと、また山小屋で飲んだり食べたりしてしまう時間が伸びると言うことで、おなかまわりがとっても心配です。
春の桜と残雪が大好きな一級遊び人、川名 匡でした。ではまた。
E-Mail : Tadashi Kawana [Copyright(c)1999]