1997.12/10up

丹沢・新茅ノ沢

脳天気山行


烏尾山山頂にて



期  日:1997年7月13日
メンバー:L川名/菅野/真島/茅ノ間/三品/TAO/Kao-bee/パンプキン/うたつやま

F3を登るKao-bee
07/13(日)天候:小雨
横須賀→大倉〜新茅橋〜(新茅ノ沢)〜烏尾山〜(烏尾尾根)〜大倉

 早朝横須賀を出発。渋沢駅にて合流。この雨で本当に登るの?って言う顔をしているメンバーを引き連れて戸川林道を歩く。途中で雨が強くでもならない限り今日は中止にしないつもりで出発したのだが、やはり雨の日の沢登りは心が重くなる。しかし今日の新茅ノ沢は、この位の雨では増水も考えられず、せっかくここまできたのだから登らずには帰れない。
 今回はメンバーが多くて、もし他のパーティがいたら迷惑かけてしまうなと思いながら沢に入ったら、なんのことはない、我らよりも遙かに大人数のパーティがいた。どうやら講習会らしいが、それにしても人数が多い。F2に取り付いているところを脇から抜く。このF2は手がかりもあって程良い高さで、最初に登らせるにはいい滝だが、あのパーティを待っていたら何時になるか分からなくなってしまい、さらにずっと後ろを歩く事になってしまうので、とにかく巻いてしまった。そのかわり、F3はしっかり直登する事にする。カヤリン(茅ノ間)に難しそうな右側を、カンスケに簡単そうな左側を同時に登らせる。右側はほとんどずぶぬれ状態のシャワークライムで、小雨混じりの沢ではちょっと寒そうだ。全員どちらかを登り(ほとんど全員左側を登ったけど)クリアー。ガバのホールドはあるのだが、その間隔が大きくて、小さいKao-beeがちょっと苦労していた。右側よりも濡れないと言っても左側も滝の飛沫は飛んできて、登り終えると全員程良く濡れた。これで小雨が気にならなくなる。
15メートルの大滝も今回はパスする。もう少し少人数の時にでもトライしたい。大滝の巻き道は左側にあるのだが、少し傾斜があるも岩場だ。濡れているので慎重に登る。

大滝の巻ルートと最後のチョークストーン
 いつの間にか小雨も一時止んで、それからは降ったり止んだりが続いた。新茅はそれからも小滝が続いて楽しいがやがて水流も無くなり最後のチョークストーンが現れる。ここが本当に最後で、後はガレ場上りがあるだけだ。後ろから後続パーティに追いつかれたが、最後なので全員登ることにする。このチョークストーンは登り初めと最後の体の向きが変わる。くねっとした登り方をしなくてはならない。みんなそれぞれ、体の大きさと柔らかさに合わせた登り方でクリアーした。水もなく、ゴルジュ帯で声が響く中、かけ声と笑い声が耐えなくて、最後の登りを楽しんだ。
 このチョークストーンを登ると、程なく巻き道が右に現れる。この巻き道に入らないでそのまま沢を詰めると、ガラガラのガレ場がだんだんとひどくなり、最後は苦しい登りとなってしまうため、ここからはこの巻き道を利用する。ここを登ると烏尾尾根の登山道に出る。そこからは数分の登りで烏尾山の山頂だ。

 霧雨の降る烏尾山頂で一休みし、結構急できつい下りの烏尾尾根を下山。濡れた服は、烏尾尾根を下り着き着替えた。女性陣は荒れた古家の中で着替えたが、遠くからでも聞こえたみんなの爆笑音は、誰かさんが素っ裸になって着替えていたかららしい。??

 最後に、渋沢駅の南口にある"いろは食堂"で乾杯。本日の沢登りが終わった。




 以上

川名 匡(写真と文) 



楽しい沢登り

[Copyright(c) 1997 by Tadashi Kawana]


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一級遊び人:川名 匡 t_kawana@da2.so-net.or.jp