1998.12/24up

丹沢・焚き火と新茅ノ沢

△▲△森羅△▲△


焚き火


新茅ノ沢にて 期  日:1998年5月23日〜24日
メンバー:L川名/カンスケ/トラ杉/ゆーちゃん/街戸絹虎/
          Tory/酎さん/ちぃこ/高ちゃん/エミー/丸ちゃん/タルタル/茅リン/セッキー/他
行  程
5/23(土)渋沢→大倉→倉見山荘前河原(テント泊)
5/24(日)テント〜水無川本流〜新茅ノ沢〜F5にて雨の為引き返す〜新茅橋〜テント(撤去)→渋沢


 毎年恒例の焚き火宴会は回を重ねて今年で三回目だ。その焚き火の会を、今回は森羅の山行として開催した。森羅のメンバー以外にも、カンスケの友達や同僚、私の友達や登高会の連中やfyamaメンバーも集まってくれた。にぎやかな会となった。また今回は、翌日に沢登りの計画も立て、盛りだくさんの内容だったが、沢はあいにくの雨で途中で中止となった。

焚き火準備 [焚き火準備始まる]
 恒例の焚き火場所は表丹沢の水無川、倉見山荘前の河原だ。ここは比較的穴場で、うまくすれば土日でも人がいない。もっとも最近はアウトドアーブームでカッコだけの連中がほとんどの河原を占領しているので、この河原も例外ではなくなりつつあるのが悲しい。焚き火の準備はまず流木集めから始まる。どれだけ大きい流木を発見するかで今夜の焚き火の大きさが決まる。大きい順に下から積み上げて、キャンプファイヤーの出来上がりだ。こういう作業になるとみんな燃えて頑張っていた。

 夜も本格的に暗くなり始める前に火を着ける。焚き火の始まりだ。これだけ大きな焚き火だと近くに居るだけでかなり熱い。顔がカッカと火照ってくる。ビールがうまい。今回は新潟から雪中梅も仕入れてきたので、豪華な酒盛りになった。山の歌も出てきて宴たけなわになった頃、私は寝不足もあってテントに引き上げたが、みんなはけっこう遅くまで盛り上がっていたようだ。夢うつつにみんなの声が聞こえていた。

焚き火宴会 みんな
てんでに盛り上がった。



沢に入る [水無川〜新茅ノ沢F5まで]5/24 曇りのち雨
 さて今日は沢登りだ。山にしては少し遅めの朝食は、昨日の騒ぎのあとだから仕方がない。ゆっくりと起きて朝食をとる。そしていよいよ沢登りだ。今日はこの河原から水無川をそのまま新茅ノ沢の出合まで遡ることにする。身支度を整えて出発。
 沢は広くて比較的穏やかだ。堰堤も少ない。ただ、やっぱり上の林道を歩くよりは時間がかかる。少しだが釜があったりへつったりで、水無のこの辺でも楽しめた。ほとんど全員が固まって登っているのだが、高ちゃんはひとりあっちへ行ったりこっちへ来たりでせわしない。人も若干歩いているようだが、これは釣り人かもしれない。約1時間ほどかかって新茅の出合に到着した。ちょうど出合で、全然沢登りの格好をしていない一般のグループに出会ったが、あれはいったいなんだろう。不思議だ。

野うさぎ  この出合に来る前に、野ウサギがうずくまっているのを見つける。チョット弱っているのか、それとも私にビックリしているのか、全く動く気配がない。かわいい目だけがグリグリとしていた。
 新茅に入ろうとしたときに雨が降り出す。雨足を見ながら、行けるところまで行ってみようと言うことにしてそのまま登りだした。灰ってすぐ、新茅橋をくぐる。最初に現れる小滝を難なく越え、次に現れるのが7〜8メートルの滝だ。コレは立派な滝で左側を登る。半分は沢登り初体験のメンバーで、初心者向きの新茅ノ沢といえども緊張している。次に現れる滝はもう少し高く10メートル程だ。シャワークライムで登る。手がかりは豊富なので、思い切って飛沫を浴びて登れば簡単だ。この滝を全員が登り切った頃に雨が強くなる。もう本降りだ。この上を少し登ればF5の大滝があるが、今回はそこまで行って引き返すことにした。カンスケ高ちゃん、そして登高会組だけがF5を登り、あとのメンバーは見学のみだ。F5に到着して、しばらく登攀組が登るのを見学したが、雨がひどくならないうちに見学組を下ろす事にする。私と杉さんでサポートした。

新茅ノ沢  新茅橋まで降り着いて、メンバーを杉さんに預け先にテントのある河原まで帰ってもらい、私はまたひとりでみんなが登っているF5まで引き返す。滝を巻いてしまえば、10分ほどで行ける距離だ。到着したらまだ全員登り終えていなかった、しばらく見学するが、カンスケが登り終えて懸垂で下降したので二人で下ることにする。あとの連中は、洪水になっても生き残る奴らばかりだ。
 杉さん組、私とカンスケ、高ちゃん登高会組の順番にテントのある倉見山荘前河原に帰着。雨で水かさがまして河原にあるテントが流されるのが心配だったので、帰れる順に早く帰したのだが、水かさはほとんど増えていなかった。ただし、朝は乾いていた部分にも少しだが流れは有った。私とカンスケが帰り着いたら、残った朝飯のご飯で作った握り飯と暖かいみそ汁が待っていた。雨で冷えた体にはなによりのごちそうだ。全員集まったところで帰路を急ぐ。


新茅ノ沢を登る 途中から雨になってしまい、沢登り初体験のみんなにはあまり楽しさを味わってもらえなかったと思う。沢登りは、やっぱりカンカン照りの真夏に、びしょぬれになって楽しむものだ。次は晴れた日に連れていってあげたい。焚き火は面白かった。来年もまたやろう。


以上 川名 匡 




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